
京都で税理士をしております前川高志です。
今日は新規のお客様のご相談がありました。
今年開業された方で、月次の記帳代行から確定申告までのご依頼の相談でした。
相談のあとはご契約をいただきました。
相談では雑談から入り、現在の状況を伺います。
売上の金額から、どれくらいの経費を払われているか。
コロナのこともあるので、事業への影響がどのようなものか聞いたりしながら、状況を整理していきます。
お話していて思うのは、やはりお金の悩みというのは、内実が表れるのでなかなか人に言いづらいということ。
その理由を考えていたのですが、お金のことが言いづらいときはどういうときなのか思い浮かべてみました。
そうすると、言いづらいときというのは、お金をどう使ったかなんですよね。
使い方に人柄が出るとも言いますが、その部分に触れるというのがあるように思います。
ましてや事業のためにお金を使うんです。事業は継続していくことが課題なので、事業に還元できるような使い方をする必要があります。
いや、それだけじゃないという声も上がりそうですが。
でも、事業に還元するというのは最終的にはお客様に価値を与えて利益として還ってくることだと思うので、お客様という相手がいてこそだと思うわけです。
自分のために使うのか、相手のために使うのか。
使い方は人それぞれなんでしょうけど、最終的な目的が自分のためなのか相手のためなのか、普段から考え続けたいところです。
究極は利益に還元することは考えず、お客様のためというものですね。
ここまでくれば、本物ですよね。
お金はあくまで何かを実現するための手段なのであれば、利益を出すことも何かを実現するための手段です。
本来の目的を見失わずに、還元できているかどうか。
お金の悩みの相談がしづらいときというのは、そういう目的でお金を使っているのかどうか、内情を晒す部分があるからだと思います。
でも、そういうことに向き合って、綺麗なお金の使い方を学ぶのも有意義なことですよね。
その学びは恐らく一生続くのでしょうけど。
でも、トライアンドエラーの繰り返しで学び続けていけば、人間的な成長につながるのでしょうね。
【今日の学び】
綺麗なお金の使い方を学ぶ
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