融資の「資金使途」はごまかすとどうなる?<No.13>

資金調達

融資を受けたら、その使い道をごまかしてはいけません。

ごまかしたら、融資に大きく影響するからです。もちろん悪い意味で。

融資を受けるルールとして押さえておきたいところです。

京都の錦小路通り

絶対にごまかしてはいけない「資金使途」

金融機関から融資を受けたら、「資金使途」は金融機関に説明した通りの使い方をしないといけません。

例として一般的な例を出すと、友人が

「50万円〇〇に使うから貸して」

といわれて貸したとしましょう。

その後、友人から聞いたところでは

「ごめん、〇〇ではなくて△△に使った」

と言われて、果たして気分はいいかどうかです。

恐らく貸した人は気分は良くありません。これは、金融機関でも同じです。

融資として貸したお金は、計画に沿った資金を出すためにあります。

それが、違うことに使われてしまうことは、金融機関としては裏切り行為に近いこと。絶交もあり得るものです。

融資を受けて、特に「資金使途」に気をつけたいのは、「設備投資」です。

設備投資は、機械やパソコン、車など、事業活動のために購入する大きな投資のことです。

これらの設備投資は、「資金使途」が厳しく問われることになるので、融資を受けた場合は特に気をつけましょう。

「運転資金」の場合の資金使途は?

「運転資金」とは、仕入れ代金や水道光熱費など、事業を営むうえで継続的に発生する費用に充てるために用意する資金のことです。

「運転資金」の場合は、「設備投資」のように、細かい見積書を出して資金使途を確認することはあまりありません。

ただ、納税資金と賞与の資金、そして大きな仕入れの代金については例外で、資金使途を金融機関が確認することがあります。

「設備投資」ほどではないにしても、「運転資金」の融資の受ける際にも、資金使途を説明できるようにしておくといいでしょう。

長期で運転資金を借りるときに伝えること

先程書いたように、運転資金は資金使途を明確に確認することは少ないです。

それを理由にしてではないですが、運転資金を借りる際には、「手元資金を厚くしたい」という要望を金融機関に伝えて借入されることをお勧めします。

長期の運転資金であれ、金融機関は手元資金を厚くしたいという理由だと、計画的に返済してくれる可能性を示せるので安心してもらえます。

ただし、今までの金融機関とのお付き合いで信頼関係を築いておくことが重要です。

無駄使いしないで、キチンと返済してくれる会社と思ってもらえていれば、金融機関も対応してくれるばすです。

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