【資金調達】知っておきたい、銀行から融資を受けるときのデメリット

資金調達

前回の記事では、融資を受けるメリットについて紹介しました。

しかし、融資を受ける際にはメリットだけでなく、デメリットも知っておく必要があります。

それは、気を引き締めて経営をするという意味も含めて、融資で受けた資金を適切に取り扱う意識を持つことにつながるからです。

融資を適切に受けるために、デメリットを5つ説明していきます。

融資を受けるときの5つのデメリット

融資を受けるデメリットは、大きく5つになります。

利息がかかる

一つ目が「利息がかかる」ことです。

融資を受けたら利息がかかります。銀行もタダで貸しているわけではありません。銀行の収益の一つが利息だからです。

銀行から日本政策金融公庫から借りたときの利息は、およそ1%〜3%です。

例えば、1000万円を借りたとして、1%の利息としたら、年間で10万円の利息です。

毎月返済して、元本は減っていくので、利息が毎年この金額になるわけではありません。

しかし、利息がある程度かかることを理由に、借入をしないという方もいらっしゃいますが、

前回のブログで上げたメリットを享受することを考えれば、利息は一種の保険料として支払うと捉えてもよいでしょう。

返済をしなければならない

2つ目は「返済をしなければならない」ことです。

借入を躊躇われる理由として、利益が上がらなくても返済しなければならない資金であることが挙げられるでしょう。

融資は期限を決めて、一定金額の元本と利息を支払いながら銀行に返済していきます。

融資を受けた直後は、資金が入ってきたことに安心してしまい、自分のお金でないにもかかわらず、必要としない投資にお金を払ってしまうことになりがちです。

そのような無駄な投資をすれば、当然ながら、期日までの返済が難しくなってきます。

そもそも、銀行が融資をしてくれたのは、事業に対しての将来可能性を審査を通して評価していただいているからです。

そのような審査を通って借入されている以上、事業を通して利益を出し、返済していくことが求められます。

社長は連帯保証人になる

3つ目は「社長は連帯保証人になる」ことです。

日本政策金融公庫などの創業融資などでは、無保証で借り入れが出来る制度がありますが、民間金融機関からの通常の借り入れとなると、社長が連帯保証人になることがまだまだ多いです。

融資を受けて、返済が出来なくなってきたとき、代わりに社長の財産をで返済をしていくことになります。

銀行においても、社長が連帯保証人になることが、会社に融資をする基準になっていたりします。

財務内容が悪くなる

4つ目は「財務内容が悪くなる」ことです。

借り入れをすることで、負債が増えるため、財務内容は悪くなります。

しかし、元々は投資して利益を出すことを目的としたものであるため、利益を出して返済できる体質を会社が作っていけば、財務内容は良くなっていきます。

財務内容を健全にするには、なにより借り入れた資金をどう投資し、どう資金を貯めていくかということを考えることなのです。

自分のお金と勘違いしがち

5つ目は「自分のお金と勘違いしがち」です。

借り入れをしたら、現預金が増えるので、気が緩みがちです。

資金か増えたのは借り入れをしているからなのですが、資金が増えたことにより、関係のない車や飲食代に支払うことで、お金を減らしていきます。

融資を受けたら、基本は経営に集中し、利益をだすことに注力する必要があります。

繰り返しになりますが、融資は返済する義務がある資金調達です。返済できるように、そのお金はご自身のプライベートに使いすぎないようにコントロールしたいところです。

まとめ

融資のデメリット5選を説明してきました。

融資を受ける際には、メリットだけでなく、デメリットも把握した上で、適切な判断をしながら、ご自身の経営を発展させていただきたいです。

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