投資対象の種類はいくつ?収入の性質から見極める投資対象

投資の対象は大きく3種類

皆さまは投資の対象となる種類についていくつあるかご存知でしょうか?

投資対象について調べてみると、聞いたことのある名称が出てきます。

例を挙げると、株式投資、投資信託、iDeCo、NISA、仮想通貨、FXなどがあります。

一度は聞いたことのある名称もあると思います。

しかし、投資の対象を大きく分類すると、次の3種類しかありません。

  1. 株式
  2. 債券
  3. 不動産

原則はこの3種類が基本となります。国内のものか外国為替が関係してくるかの違いが出てきた場合であっても、変わりありません。

これらを組み合わせた投資信託も投資対象として挙がってきます。

これらは、過去の歴史を遡って見ても、洋の東西を問わず、資産家や富裕層が着実にお金を増やす手段として利用されてきました。

つまり、この3種類の対象に投資をすることが、資産運用をするにあたって確実に利益を増やすことができる王道の方法なのです。

投資するべき対象を見極める

投資とは、長期的に利益を得るために「お金に働いてもらう」ことです。

言い換えるなら、投資とはお金に働いてもらい、自動でお金が入るような仕組みを作るということになります。

そのためには、投資対象がお金を生み出す対象であるかどうかを見極める必要があります。

上記の3種類の場合、

  • 株式→企業の成長や配当
  • 債券→金利
  • 不動産→家賃収入

という利益を生み出します。

「それ自体が利益を生み出す」資産に投資することが原則的な考え方です。

この考え方に則していけば、FXや仮想通過はそれ自体が利益を生み出すということがありません。

何か外部の影響でその価値が上がったり下がったりするため、「投資」にはなりません。これは「投機」に該当します。

2種類の収入の性質

インカムゲインとキャピタルゲインという言葉は聞いたことはあるでしょうか?

キャピタルゲインとインカムゲインというのは、投資によって得られる収入の性質を表した言葉です。

恐らく、投資をされていない方にとってはあまり馴染みのない言葉かも知れません。しかし、投資家の間では広く認識されている言葉です。

キャピタルゲインというのは、

その資産の価値変動によって得た利益のこと

インカムゲインというのは、

その資産が生み出す価値によって得た利益のこと

をいいます。

例えば、株式で言えば1株1万から1万2千円に株価が上昇したことで2千万円分の株式価値が得られることや、

不動産で言えば土地の時価のように、5千万円から7千万円に上がることで2千万円分の不動産の価値を得られていることなど、

ある時点でみると資産となるものそれ自体の価値が変動したことにより得た利益がキャピタルゲインとなります。

一方で、インカムゲインの例は、上記の投資対象で挙げた例のように、

  • 株式→企業の業績が上がったため、株式を持っていた株主に配当金が出される
  • 債券→債券投資による利息の収入が入る
  • 不動産→不動産を賃貸することで家賃収入を得る

など、資産を活用し、そこに+αの利益が入ってくるものを言います。

投資初心者はインカムゲインを意識しよう

投資初心者が得る利益として目指すべきものは、インカムゲインです。

もちろん、キャピタルゲインが良くないというものではありません。価値変動が大きく、タイミングが良ければ資産を売却することで大きく売却益を得ることができることもあります。

ただ、このキャピタルゲインは、デイトレードやFXなどの為替取引で得た収益などが含まれますが、これらの取引は総じて将来予測が難しいと言われているのが実状です。投資のプロであっても難しいのです。

株価取引などの売買取引も、利益が得られるタイミング・時期が予測できればいいのですが、これはプロであっても予測が難しく、初心者であればなおさらできるものではありません。

また、キャピタルゲインとインカムゲインの違いとして、短期的な投資か長期的な投資かの違いがあります。

キャピタルゲインは価値変動が激しく、短期間に大幅な利益変動があった時に取引を行って得る利益なので、リターンが大きくなる一方、リスクも大きくなります。

投資初心者は、リスクを抑えて着実にお金を増やしていく長期的な投資をおすすめします。

投資をする対象がどのような性質の収入を生み出すか、自分の投資に対する考えに合った投資対象なのかどうかを検証してみることが大事です。

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