
働いて得た収入を将来に備えて貯金されている方は多いかと思います。
ただ、貯金をしているとは言っても、その目的が漠然としていて、なんとなく不安だから貯金しているという方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、それだと、実際になんのために貯金をしているのか目的がないため、案外貯金が溜まっていないということもあるかもしれません。
今回は、お金を貯めるのは何のためなのか、改めて振り返ることを兼ねて、その理由についてまとめます。
将来に備えて貯金をする理由
1.将来の出費に備えるため
貯金をしている理由として1番多いのは、この将来の出費に備えることではないかと思います。
今すぐに使うわけではないけれども、将来、ある程度まとまった出費が必要な時に備えて、貯金をしておくと言うものです。
例えば、結婚出産費用であったり子供の学費であったり、老後資金などがこれにあたります。
主にライフプランに合わせて、用途が異なってくるものとなります。将来必要と考えられる出費分については、おおよそ必要となる金額を把握し、その分を計画的に貯金する必要があります。
2.高額な買い物に備えるため
2つ目が高額な買い物に備えるためです。
例えば、住宅の購入あるいは改装費であったり、車の購入であったり、海外旅行費用といったものがこれにあたります。
これらの費用は、日々働いて得た収入だけではすぐに用意できないものです。これらの高額な買い物が将来にあることを踏まえて、事前に貯金をしておくという方も大きな理由になります。
用意する費用としては、必ずしも優先順位が高いものばかりとは言えないでしょう。
しかし、プライベートの人生設計上、ビッグイベントとなる支出が多いのも事実です。
3.予期せぬ事態に備えるため
3つ目が日常生活の中で予期せぬ事態が起きたときに備えるためです。
例えば、病気や怪我などにより入院費用がかかるとき、または災害の被害を受けた事により生じる費用などです。
これらは普段普段の生活において思わぬ形で生じる出来事であるため、貯金をしておかないと急な事態に対応できなくなってしまいます。
特に病気などは、手術や入院代など、どのような出費が必要となるのかを把握しておくだけでも貯金額の目処を立てることができます。
4.将来に向けて貯金をするなら、まずは手取り収入の2割を目安としてみる
では、将来に備えて貯金をするとは言っても、一体どれぐらいの金額を貯金したら良いのでしょうか。
考えられるのは、現在手元に入ってくる手取り収入のうちの2割を目安の一つとするものです。
例えば手取り収入が200,000円とすると、そのうちの2割、つまり40,000円を貯金します。
さらにその40,000円を、先ほどの大きな出費用に20,000円、老後資金用に20,000円というように、用途に分けて細分します。
このように貯金すると、貯金のたまり具合に応じて支出金額を決定することができるようになります。また、収入が先に入った時点で先に貯金をしておくと、支出の金額をコントロールすることが出来流ようになります。
逆に、支出してから余った分を貯金すればいい、と考えてしまうと思った以上に貯金できません。
先に貯金の割合を決めてしまう。その残りを支出に使う。このようにして先に貯金の元手を確保してしまいましょう。
まとめ
将来に備えて貯金をする理由についてご紹介しました。
なんとなく貯めているという方も、将来に必要となりそうな出費の内容を列挙するだけでも、どれくらいお金を貯めればいいのか、おおよその金額を把握できます。
一つ一つを洗い出してみて、優先順位を付けてみるのもいいかもしれません。
ご自身の長期的なライフプランを作ることにもつながります。是非、試してみましょう。
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