強みは人と環境が教えてくれる<No.5>

思考・考え

強みを知るためには、人との関わりがある程度必要です。

強みは見つけるものではなく、関わりの中で気づくものだからです。

京都駅を出たら目に飛び込んできた京都タワー

同じ税理士との会話の中で気づいた思い込み

先日、同じ税理士をされている方とお話をしていました。

その方は、税理士登録をされたばかりで、事務所で勤務をされている方でした。

税理士試験も五科目とも合格して、官報にも載っている。

私も税理士試験は乗り越えてきたので、その厳しさはよく分かっています。

しかし、官報合格して、税理士登録をしても、会話に出てくるのは「まだまだです」という言葉。

税理士業をしていく心構えとしては「まだまだ足りない」と向上心を持つことは必要です。

しかし、心底楽しんでいるように見えるかというと、そのようには見えませんでした。

強みを探し続けた独立初期

私も似たような経験があります。

勤めている環境がすべてのような感覚を持った経験です。

「そういうものだ」という思い込みが、自分の強みに気づかせないで封印してしまうのでしょう。

私は、独立初期に色んな講座に参加していました。

コーチング講座やブログ講座など、その時の関心を元に参加していました。

独立前に参加したコーチング講座。私はコーチングはまったく知らないまま参加した身だったのですが、

たまたま、一緒にチームになった税理士の先生で、かなり規模の大きい税理士法人の代表の方から、

「初めてなのに、コーチング向いてるんじゃないの?」

と、さらっと言われていたのが印象的でした。

当時の私は「そうなのかなぁ」と思うくらいです。

でも、今考えてみると、それが強みだったような気がします。

強みは探すものではなく、勝手に発揮される

その後は、色んなコミュニティに参加して、グループコンサルなどを重ねる機会がありました。

そのコミュニティは、質問力と、課題の本質を見抜く力を磨いていく機会になりました。

人の強みは目につきます。もちろん良い意味でも悪い意味でも。

強みが見えると「すごいなぁ」と褒めたり、「自分にはできないなぁ」と落ち込んだり。

私がひとりで活動しながらも、緩やかにコミュニティに繋がっていたいと思ったのは、この人にしか分からない一面に気づくことがあるからです。

税理士という肩書きも、ひとつの強みです。

  • 数字に強いイメージ
  • 弁護士でも税金のことは分からない方が多い
  • 記憶力もある(難しい試験を通っている)

これらは、税理士の方には当たり前のことなのですが、他の方からするとすごいことだったりします。

それに気づけるのは、やはり環境です。コミュニティの中では、それぞれの方がそれぞれの強みを発揮しています。

税理士業だけでなく、その人に備わった強みも、チームやコミュニティで教えてくれます。

私も、コミュニティの中で強みを発見してきました。

  • なぜかIT関係の質問を受けることが多い
  • 分析・洞察力が鋭い
  • 安心感がある
  • 文章を書くのが得意

これらは、コミュニティの中で指摘されたことです。

これらの強みを、自分自身が受け入れて、自分の軸として展開しようと思い、ブログを再開しました。

始めるときは、気負うことはあまりなかったです。自然と始めていました。

頑張らなくてもできることを極める。それが強みの発揮であり、勝手に発揮されていくものなのでしょう。

強み探しをしてしまうのは、当たり前に頑張らなくてもできることを強みと思っていないからです。

無理をしなくても発揮している強み。それを教えてくれているのはチームやコミュニティの人との関わりです。

べったりする必要はありませんが、人付き合いが得意でなくても、緩くつながっておくことは意識しておきましょう。

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