
あえて縮退モードという選択肢もあります。
新しい季節で、心境一転の気持ちで選ぶのもありです。

新年度にあえて選ぶ、縮退モード
3月が終わって、確定申告が終わったら、新たな仕事が入ってきています。
京都も人だかりが出来るくらいに観光が賑わっていました。
そんな新しいことを始める4月ですが、弊所ではあえて縮退モードを選びました。
具体的には、
- 借りている事務所を、自宅事務所に戻す
- 記帳代行業を受け付けない(より多く、顧問先1社に時間をかける)
- ITツールの活用の研究に時間を使う
- ブログを含め、発信に力を入れる
- インボイス制度のチェックに関して、顧問報酬のメニューの見直し
- 通勤費、交通費の見直し
- コンサル業サービスの強化
などです。
ひとり税理士だからこそ、縮退モードは選びやすい
今、基本はひとりで税理士業とコンサル業をやっています。
ひとりでやっているからこそ、柔軟に体制を変えることができるのは一つのメリットです。
どうしても縮退というと、売上規模の縮小など、マイナスイメージから入るもの。
でも、私は縮退をあえて選んでいます。売上の他に大事なことがあるからです。
大事なことを実現するためなら、売上だけも求めることはナンセンスです。
しかし、この縮退を選ぶのに、実に一年以上もかかっています。
売上以外に大事にしていること、自分の価値観を突き止めるのは、以外と難しかったからです。
今でも分かっているかというと、そうではないでしょう。
ただ、この先のことを考えたとき、方向転換する必要性を感じていたので、タイミングが合えば行動です。
自分が満足、楽しめているかどうか
人生の優先順位というものは人それぞれ違います。
仕事一辺倒という方もいれば、家庭を大事にするという方もいます。
私の場合、始めに自分、次に家族、その次に仕事でした。
これは仕事をおろそかにするという意味ではなく、意識の問題です。
仕事を最優先して、自分をないがしろにしていることは避けたいところです。
私は、このことに気づくまで、独立してから実に2年半かかっています。
- 家族や地域の人との関わりを大切にする
- インプットとアウトプットに力をかける
- 自分の健康を管理し、メンテナンスに時間をかける
- IT活用をしながら、価値提供の幅を広げる。
- 戻らない自分の時間をかけがえのないものにする
この他にもあります。
人によっては、それほどの価値を感じない人もいるでしょう。
でも、独立して2年半、私が気づいてきた大切なことは、自分が満足して楽しめているかどうかでした。
自分の土台があって、周りの人に貢献する。この前提を忘れないようにしたいところです。
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